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今日、このブログをはじめて、ちょうど一年がたちました。 暮らしのなかの気づきを、少しずつ書きとめていけたら、と思ってはじめた日記。 あの頃は、ここでこんなにも、皆さまと心を通わせることができるだなんて、思ってもいませんでした。 いつも訪れてくださった、皆さまのおかげです。 ほんとうに、ありがとうございます。 それから、皆さまに、お伝えごとです。 少し前から考えていたのだけれど、今日で、このブログを終えようと思っています。 一年の節目、ちょうどいいかな、という想いからです。 ブログを終えても、皆さまのところへは、これからもときどき、遊びに行かせていただきますね。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 最後に、ここを訪れてくださった皆さまに、美しい日本の秋空を、プレゼントです。 すすきの穂が柔らかく揺れる、甲州のぶどう園を訪れたときの一枚。 連休中、心穏やかな時間を、この地で過ごしてきました。 皆さまのもとへもぜひ、秋の澄んだ風が、届きますように。 ![]() 一年という短い間でしたが、ほんとうに、ありがとうございました。 ここでの出会いは、これからも、私の宝物です。 この場所で出会うことのできた皆さまに、 そして、その不思議なご縁に、 心からの感謝を。。。 mina
小雨降る、秋の東京。 今日の気温は、20度ほどしかなかったそうです。 肌寒い湿った空気の中を歩きながら、冬の雨が冷たく降る、灰色のパリの街を想い出していました。 ![]() 小さなパッサージュの入り口から、雨空を見上げて。 パリには、「solitude」という言葉が、よく似合います。 今日は、ここ連日携わっていた仕事が、一段落しました。 こういう日の夜は、忙しくて読むのを我慢していた小説を、思う存分読むのが、とても好きです。 フランスを訪れてからは、フランス文学をよく手に取るようになりました。 やはり、その土地の空気や匂いを五感で感じてきてからの文学は、当然のことながら、文章から浮かび上がってくるものの質が、異なってきますね。 ![]() だって、この天井の一隅のように、数百年前のまま同じ空気が漂っているような場所が、街のそこ此処にあるのですから。。。 ジェルヴェーズの悲惨も、ナナの頽廃も、すべてを黙って見つめてきたような空気。 文学の味わいも、一層深まるというものです。 ![]() PCの中に入っている写真を整理していたら、2月にパリに行ったときのこの一枚が出てきました。 やっぱりいいな、このお二人の背中。 休日のサン・ルイ橋で、腕を組んでゆっくり歩いておられた、初老のご夫婦です。 ストリート・ミュージシャンのジャズ演奏に足を止めて、寄り添って、聴いておられました。 昨日は、10年来の親友のお誕生日。 こちらでは1日遅れてしまったけれど、お誕生日おめでとう。 お互い、パートナーと一緒に、この写真のお二人のような、年の重ね方をできるといいね。 ![]() もう少し暑い日は続くと思うけれど、もうきっと、秋の暑さ。 気が付くと、あっという間に夏が終わっていました。 もうすぐ夜になると、鈴虫が鳴き始めるんだろうな。 先日、友人から、この秋をどう過ごそうかわくわくしている、とメールをもらいました。 美しい秋をいつも楽しみにはしてきたけれど、そういえば、その秋をどんなふうに過ごそうかって、あまりちゃんとは考えたことなかったなぁと、新鮮な気持ちに。 この秋、どんなふうに過ごそうかな。 とても素敵な季節になることは分かっているのだけれど、少し、ゆっくり考えてみようと思います。 ![]() 先日、帰りにアスターを買いました。 お気に入りの花屋さんの前を通りかかったら、アスターのキッチンブーケが並べられていて、そういえば去年の今頃もここでアスターを買ったなぁと、思い出したからです。 今も、部屋に咲いています。 涼しくなってきているので、もう少し頑張って、咲いていてくれるといいのだけれど。 今年のアスターを見ながら、去年のアスターはどう咲いていただろうと、思っています。 アスターも私も、日常を平穏に、この部屋で過ごしていた気がするけれど、でも、それから先、今のような物語が書き進められるなんて、思ってもいなかったなぁ。。。 誰しもみんな、そういうものですけれど^^ ときに、このアスター、とても素敵な名前がついているんですよ。 ステラ・スカーレット なんだか、素敵です。 聞いたとき、心が震えました。
先日、久しぶりに、上野公園の美術館へ行ってきました。 伯母の作品が展示されている公募展が、ちょうど開かれていたのです。 ![]() 真夏の上野公園、中央の桜並木は、生い茂った緑と太陽の光で、満開になっていました。 いっせいに空を明るく染める春の桜並木も、もちろん好きなのですが、新緑の季節から夏にかけて、緑に覆われる桜並木も、とても好きです。 どちらかというと、後者の方が好きかしら。 はかなさに心波立たせることなく、穏やかに、その少し翳った緑の下を、歩ける気がするからです。 公園内を少し散歩して、家路に着こうと思っていたのだけれど、思い立って、不忍池まで、足を延ばしました。 蓮の花がまだ少し、咲いていてくれる気がしたので。 どうでしょうか・・・見れるといいなぁと思いながら、向かいました。 すると・・・ ![]() 蓮の葉の大海原に、ぽつんとひとつ、花の蕾を。 さすがに、見頃の時期は過ぎていたので、あっちにもこっちにも、というわけにはいかなかったのですが、ひとつふたつと、見つけるたびに感じる喜びは、きっと少ししか咲いていないときの方が、大きいのかもしれませんね。 まだどこかにあるかしら・・・と探しながら、池の周りを歩いていると、背の高い葉に隠れるようにして、また綺麗な蕾が咲いていました。 ![]() 背筋がすっと伸びたような、スピリチュアルな垂直の軸を感じるというか。 植物もそうだけれど、こういう風情を持った人に、とても心惹かれます。 そして、もうひとつ、とても魅力的だった蕾を、ご紹介です。 ![]() はらっと散った、一枚の花びらのせいでしょうか。 心なしか、はかなげでもあります。 竹久夢二の美人画を見ているような気持ちになりました。 残念ながら、綺麗に開いた花を見ることはできなかったのですが、その代わり、いろいろな蕾を、堪能することができました。 どの蕾にも、それぞれに表情や雰囲気があって、こういう楽しみ方もいいなぁと、不意の贈り物をもらったようでした。 不忍池。。。 音の響きから「ひと聞き惚れ」の場所で、これまで何度となく足を運びましたが、先日の散策で、また、いい思い出がひとつ、加わりました。 ![]() ~・~・~・~・~・~・~・~・ 「他者と私を結ぶ詩を」 より抜粋 栗原貞子 私にとって詩とは、他者と断絶した閉鎖的な思考の表現や呪文のような謎解き、言葉あそびではなく、 世界中のすべての人間的な根源に語りかけ、核時代に生きる人間として、ともに人間のハートの鼓動を確かめあうものでありたい。 そのことが新しい何かを生んで行くものであってほしい。 そして私の場合、詩の技術とは、より多くの人によりよく理解されるために、より深くより美しく表現したいという願いであることです。 栗原貞子、「他者と私を結ぶ詩を」、『詩通信 '80.7.1』、1980年. ~・~・~・~・~・~・~・~・ 他者と私を結ぶ言葉を、芸術を、学問を、政治を。 終戦の日に。 ![]() 滞在先の窓から撮った、パリの夕焼けです。 遠くに望むは、モンマルトルの丘に立つ、サクレ・クール寺院。 部屋の灯りがともり始めるこの瞬間が、いちばん空を美しく染めあげる気がします。 私にとってのパリの夕焼けは、この景色です。 ![]() 今回のフランス旅行、どこかで使えるといいなと思って、日本からレジャーシートを持って行っていました。 結局、あまりの暑さのために、一度しか広げる機会がなかったのだけれど。。。 この写真は、唯一レジャーシートを広げて寝転んでいたときに撮った、一枚です。 フランス南東部の避暑地を訪れたこの日、気温もさほど高くなく、とても過ごしやすい一日でした。 老夫婦や家族連れがほとんどだった、この避暑地。 皆さん、ゆっくりと歩いて過ごす時間を楽しんでいるようで、どこへ行っても、とても穏やかな、優しい空気が流れていました。 ![]() この一枚も、シートの上から。 黙って、ずっと遠くを眺めておられるこの方たちの背中を眺めながら、私もぼんやりと、 心地よさに浸っていました。
今日の東京、久しぶりの曇り空ですね。 今にも雨が降り出しそうです。 いつものように蝉は、ひと夏の声をふりしぼって、鳴いているけれど。 夕方の湿った雨の気配を感じながら聞く、蝉の声。 趣き深いですね。 日本の夏、という感じがします。 昨日は、大学にカメラを持って行っていました。 書籍部までの構内お散歩コースを撮ってきたので、ご紹介しますね。 自然のなかに急に吸い込まれたかのような、緑深い場所なのです。 ちょっと写真が多くなりそうだけれど、ぜひお付き合いください^^ ![]() この道も、緑の屋根が高くて気に入っている道の一つなのですが、お散歩コースはここから右にそれて、森の中に続いているような小道に入っていきます。 ![]() 少し窪地になっているので、遊歩道のように整えられた細い道を、下っていきます。 前を歩く女性も、お散歩中かしら。。。 女性の後に続いて、少し薄暗い道を抜けていくと、下りきったところで目の前に開けるのが・・・ ![]() ここに立つといつも、周囲を緑ですっぽりと覆われているせいか、深い胎内の底に沈んだような心地になって、不思議な安堵感を覚えます。 学生の姿もちらほら、しかも一人で本を抱えて来ているような人が多いので、とても静かな空気に包まれていることも、心地良い理由かもしれません。 ![]() 池の淵には、小さな東屋風の場所もあります。 その東屋の屋根から、蔓草が揺れていました。 ![]() 目にするといつも、足を止めてしまいます。 東屋から引き返して、先程の小道に戻ります。 池の脇に作られているこの小道も・・・ ![]() 日中なのに薄暗く、少しひんやりとした冷気も、足元から漂ってきます。 ![]() ![]() こちらの側に来たときには、少し風も吹き込んできていたので、水面が揺れて、また違った表情を見せてくれていました。 この場所を背にして数歩歩くと、いつもの、学生の往来する構内の通りに、抜け出るのです。 これが、お気に入りのお散歩コースです。 とある小説の舞台にもなったこの場所、今は季節は夏ですが、春も秋も冬も、それぞれの季節で、この空間を彩ってくれます。 歩けば数分の距離なのですが、この緑の中を通り抜けるだけで、なにか気持ちが切り替わるような、煮詰まっていたところからふっとシフトできるような、そんな気持ちになります。 ![]() この散歩道、わざわざ足を運ぶのではなく、何かのついでに行ける場所、という心安さも、またいいのかもしれないですね。 そういう場所、きっと皆さんにも、おありなのではないでしょうか。。。
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